2013 September

Paris

   
 
 
赤十字のファースト・エイドキット。コレをひとつ買うと1・50ユーロが赤十字に寄付される仕組 み。可愛らしいデザインで私は薬箱にしている。スーパーマーケットにも置いてあるので、レジで「1・50ユーロは割引でしょう?」と言う人も居て、「寄付 だよ」「それなら要らない!」「買いなさいよ、寄付なんだから!」なんていう会話もあって、「赤十字の寄付活動」がとても身近にあることが素晴らしい。

 

Paris

   
 
 
パリの会社の経理をお願いしている税理士のN氏はチャイニーズ・タヒチアン。日本に居るとバイ・カ ルチャーの人にはなかなか会わないけれどパリでは「生粋の」という人と同じくらい移民も多いので、「モノ・カルチャー」の私はいつもその壮大な人生に驚 く。ヴァカンスはフランス人のご主人とタヒチで過ごして来たと、ご家族の経営する「タヒチで最も有名なモノ」と言われるオイルをお土産に。パリでもこの 「MONOI」はファーマシーで人気のトロピカルな香りのオイル。フレンチ・ポリネシアと呼ばれる島々にいつか行ってみたい・・・。

 

Paris

 
 
毎年9月になるとパリに着いたばかりの頃を思い出す。この秋でもう26年も日仏の生活が続いてい る。着いた頃はお友達も居ないし言葉も出来ないので、週末は勉強してから美術館に行く、というのが定番だった。切手の美しさにも感激して、ほぼ毎日のよう に書いていた母への手紙にも工夫を凝らしたレイアウトの封筒を作るのが楽しみだった。切手帳なるものに丁寧に整理されている「フラン」の時代の切手たち、 大切な自分の歴史・・・。

 

Paris

   
 
 
我が家のすぐ近くの画材店,Sennelier セヌリエの小さなスケッチブック。手のひらほどのサイズでちょっとしたデザインのアイディアを描いたり、可愛らしいものを見つけて貼ったり。紙の質感が独特で描きやすいのもお気に入り。

 

Paris

 
 
 
長い間会っていない友人とお招きし合うのも9月の恒例。パリはまだ陽が高くてお月見の気分ではない けれど、せっかくなので日本の四季の行事を知って欲しいとお月見のセッティング。と言ってもお団子も出来ないので母の作品で説明する。日本には何度もいら したことのある陶芸家のマダム、「日本って四季をとても大切にしていて素敵ね〜」。母の作品も興味深そうにご覧になる。

 

Paris

 
 
 
ヴェルサイユに住むK氏からのプレゼントはいつも本当に嬉しいモノ。ヴェルサイユの庭園を造った ル・ノートル生誕300周年の今年、こんな美しいヴェルサイユの庭園のクリアーファイルとルイ14世の果実園のバラの花びらの入った紅茶。この紅茶を頂き つつその時代に思いを馳せるのも素敵・・・。

 

Paris

 
 
 
私のチャリティーのプロジェクトのイベントも既に3回目。次回、コラボレーションして下さる長い長 い友人の陶芸家のマダムS。ご実家のお城で夏を過ごしてすっかり小麦色、ヴァカンスのお話で盛り上がる。自作の鮮やかな色の陶器に金箔のちりばめられたマ カロン、何だか宝石のよう・・・。長いお付き合いだけれどお菓子は絶対にこのメゾンのもの。美味しいとかそういう事ではなく、歴史上のお付き合いなの よ・・・と。

 

Paris

 
 
マダムSのアトリエで次回のイベントに使う作品を見せて頂く。どれも美しくて迷ってしまうけれど、 実際にお使いになるお茶の先生に選んで頂いて最終的に3点を決定。昨年の個展で買わせて頂いた作品も愛用しているけれど、また違う作品も欲しくなってしま う。アトリエの壁に若かりし頃の私の写真を発見!2人とも若かったね・・・。

 

Paris

   
 
 
  パリに居ると、そこここで催されるブロカントという古物市で素敵な食器を見つける。年代モノの古い 色ガラスのものはティーカップにしてもお皿にしても本当に美しくてつい欲しくなってしまう。お料理やティーパーティーのアイディアもこんな古い食器にイン スパイアされる事も・・・。

 

Tokyo

 
 
 
mono index 東京ステーションホテルは祖父の時代からの懐かしい場所。リニュー アル1周年という事でさまざまなイヴェントが企画されている。精密な模型のあるコリドーは何だか美術館のよう。辰野金吾と葛西萬司の設計による駅舎もこん な風に保存されライトアップまでされて、ちょっとびっくりしているかも・・・。 page top

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